マンションなどの大規模修繕と大規模改修、何が違うのか？

大規模修繕工事と大規模改修工事。「修繕」と「改修」は同じ？違う？

マンションなどで何年かに一度、積立金を用意して行われる「大規模修繕工事」。
それとは別に「大規模改修工事」もよく耳にします。
「修繕」と「改修」は、言い回しが違うだけで、同じような工事なのでしょうか。

「大規模修繕工事」の「修繕」とは、建物を建設当初の水準に戻す工事のことです。建築物には耐用年数があり、経年や外的要因等で劣化したり、不具合が生じたりします。劣化や不具合を修理や取替などで、性能や機能が支障なく利用できる状態に回復させる作業となります。

朝、お化粧をした女性が、お昼休みに食事などで落ちた口紅などを塗り直し、朝のお化粧したばかりの状態に化粧直しするようなイメージです。

「大規模改修工事」の「改修」とは、建物の性能や機能を、建築初期よりもグレードアップさせ、建物の資産価値を向上させる工事のことです。
外壁をタイルから石調仕上げに変更したり、パネルやカーテンウォールにしたりして、新たな付加価値（収益が上がる＝入居者が満室になるような工事）を付けたりします。

結婚式などの華やかな場に招待された女性が、いつも以上に美しく、しっかりとしたメイクアップをするようなイメージです。

ポイントとなるのは、「修繕」があっての「改修」となる、ということ。
建物本来の資産価値を高める基礎メイクの「修繕」をしっかりした上で、更なる価値を加える勝負メイクの「改修」も映えるものなのです。

「修繕」と「改修」の違い

修繕工事は経年・外的要因などで劣化・不具合が生じた建物を、建築当初の水準に回復させ、支障なく利用できるようにする工事。改修工事は時代と共に求められるようになった性能・機能を改良・改善し、現状からグレードアップさせる工事。
改修工事をするためには、しっかりと修繕工事をすることが大切です。

「修繕」も「改修」もサンウォールにおまかせ

マンションの大規模修繕工事は、居住者様の大切な修繕積立金により工事が行われます。
サンウォールでは、居住者様ひとりひとりが工事の発注者であることを念頭に、安全を第一に配慮した施工管理と高い技術力で居住者様の快適な暮らしを守ります。

ビル改修工事は、資産価値を創造するために行います。
サンウォールでは、今日までに得た不動産再生のノウハウで、オーナー様のビルに新たな資産価値を創造し、不動産としての競争力を高めます。