ビルの台風・ゲリラ豪雨対策はバルコニーがポイントです！
マンション・ビルの台風・ゲリラ豪雨への備えは大丈夫ですか？
多くの人が利用するマンションやビルが、台風やゲリラ豪雨に見舞われた場合に備え、オーナー様はどんな対策を行ったらよいのでしょうか。日本は台風が多い国ではありますが、近年の異常気象により、過去にはなかったゲリラ豪雨や竜巻などに襲われ、被害を受けるビルやマンションが増えています。自然災害対策として、地震だけでなく、台風・ゲリラ豪雨への備えもしっかり進めましょう。
バルコニーの排水口の詰まり
マンションやビルのバルコニーの排水口に、ゴミや砂が溜まっていると、台風やゲリラ豪雨の際に排水が追い付かず、バルコニーに雨水があふれてしまう恐れがあります。最悪の場合、雨水が室内に流れ込んだり、階下に甚大な被害を与えることにもなりかねません。
ビルであればバルコニー清掃の際に排水口もしっかり掃除してもらうこと、マンションの場合は居住者の方に、定期的なバルコニー清掃と排水口の詰まり防止を呼びかけましょう。
バルコニーの物の落下
ビルやマンションのバルコニーに植木鉢やテーブル、椅子などがあると、台風による強風で飛ばされる恐れがあります。衛星アンテナが設置されている場合も、落下の危険性があります。
建物の高層階からの落下物は、階下の車などを破損したり、ビルの利用者、マンションの居住者だけでなく、通行人の傷害事故・死亡事故にもつながりかねません。
台風や強風の予報が出ているときは、ビルの利用者、マンションの居住者に、バルコニーの物を室内に入れておくように呼びかけましょう。
雨漏り
ビルやマンションの屋上もバルコニー同様に排水口に詰まりがないかを確認しましょう。面積が広くなりますので、防水層の劣化がないかも定期的に確認しておくとよいでしょう。
屋上以外でも、外壁の目地や、窓（サッシ）回り、換気回りのシーリングが劣化していると、そこから浸水することがあります。
普通の雨では雨漏りしないため問題がない箇所でも、台風やゲリラ豪雨などの雨量が多い時、強い横風が吹いた時などは、普段は雨水がかからないシーリング箇所にも雨水が吹き付けられ、雨漏りが起きることがあります。
雨漏りが起きると、天井や室内のクロスの張り替えが必要になることもあり、ビルの利用者、マンションの居住者からのクレームにつながります。
目に見える部分だけでなく、構造部分の腐食を招く原因にもなりますので、しっかりとした点検、予防をおすすめします。
雨漏りが起きると、天井や室内のクロスの張り替えが必要になることもあり、ビルの利用者、マンションの居住者からのクレームにつながります。
目に見える部分だけでなく、構造部分の腐食を招く原因にもなりますので、しっかりとした点検、予防をおすすめします。
