マンション・ビルの資産価値を下げる錆(サビ)には鉄部塗装で対処!
マンション・ビルの錆(サビ)対策はできていますか?
多くの人が利用するマンションやビルには、廊下や階段の手すり、扉など、いたるところに鉄が使われています。鉄は雨だけでなく空気中の水分でも、錆びてしまいます。鉄が錆びると錆汁(さびじる)が発生し、建物の美観を損ね、鉄自体の寿命も縮める恐れがあり、ビル・マンションの資産価値が下がってしまいます。
そんなマンション・ビルの錆(サビ)対策についてご説明します。
そんなマンション・ビルの錆(サビ)対策についてご説明します。
錆(サビ)はどうしてできるのか?
金属はしっかりしているように思われますが、実は原子として不安定な状態なものがあり、環境中の酸素や水分によって酸化還元反応を起こします。酸化還元反応はいわゆる「腐食」のことで、酸化還元反応で生成される腐食物が錆(サビ)なのです。
問題の鉄は鉄鉱石という原材料から酸素を除去(還元)して生成されたものなので、酸素を取り込み、元の状態に戻ろうと(酸化)する特性があります。鉄は錆びやすいのです。
問題の鉄は鉄鉱石という原材料から酸素を除去(還元)して生成されたものなので、酸素を取り込み、元の状態に戻ろうと(酸化)する特性があります。鉄は錆びやすいのです。
錆を放置すると、鉄の腐食が加速度的に進行するため、適切な対処が必要です。また鉄を錆から守る予防処置も重要です。
錆(サビ)を防ぐにはどうすればいいのか?
ビルやマンションに多用される錆びやすい鉄を、錆びにくくするために行うのが鉄部塗装です。鉄を錆(サビ)の原因となる酸素や水から守るための塗装で、鉄の錆を予防します。
鉄部塗装は次の3つの工程で進めます。
①ケレン ②錆止め塗装 ③上塗り塗装(2回)
鉄部塗装は次の3つの工程で進めます。
①ケレン ②錆止め塗装 ③上塗り塗装(2回)
①ケレン
塗装をする前に、鉄部の汚れや錆を落とし、剥がれかかっている塗装を落とします。ケレンと呼ばれる、鉄部塗装の基礎となる重要な工程です。しっかりとケレンができていない状態で塗装に進んでしまうと、仕上がりが美しくないだけでなく、耐久性も期待できなくなります。ケレンは修繕前の錆の発生状態に応じて4種類に分類され、状態に合わせた施工を行います。
●4種ケレン:手工具で落とせる程度の錆は、サンドペーパーやワイヤーブラシなどで表面を清掃します。
●3種ケレン:塗膜が部分的に錆びている程度の場合は、手工具あるいは電動工具を使用し、錆びている塗膜を除去、錆びていない塗膜は残して清掃します。
●2種ケレン:塗膜が全体的に錆びている場合は、電動工具を使用して塗膜を全て除去し、錆や汚れを取り除いて清掃します。
●1種ケレン:鉄部の腐食がひどい場合は、ブラスト処理を施し、錆や汚れを徹底的に取り除きます。
塗装をする前に、鉄部の汚れや錆を落とし、剥がれかかっている塗装を落とします。ケレンと呼ばれる、鉄部塗装の基礎となる重要な工程です。しっかりとケレンができていない状態で塗装に進んでしまうと、仕上がりが美しくないだけでなく、耐久性も期待できなくなります。ケレンは修繕前の錆の発生状態に応じて4種類に分類され、状態に合わせた施工を行います。
●4種ケレン:手工具で落とせる程度の錆は、サンドペーパーやワイヤーブラシなどで表面を清掃します。
●3種ケレン:塗膜が部分的に錆びている程度の場合は、手工具あるいは電動工具を使用し、錆びている塗膜を除去、錆びていない塗膜は残して清掃します。
●2種ケレン:塗膜が全体的に錆びている場合は、電動工具を使用して塗膜を全て除去し、錆や汚れを取り除いて清掃します。
●1種ケレン:鉄部の腐食がひどい場合は、ブラスト処理を施し、錆や汚れを徹底的に取り除きます。
②錆止め塗装
鉄部塗装の下塗り工程で、錆が出ないようにする防錆塗装として、錆止めの塗料を塗ります。錆止めの塗料はたくさんの種類がありますが、サンウォールではサビの抑制効果や耐久性が高い「エポキシ樹脂サビ止め塗料」を使っています。
鉄部塗装の下塗り工程で、錆が出ないようにする防錆塗装として、錆止めの塗料を塗ります。錆止めの塗料はたくさんの種類がありますが、サンウォールではサビの抑制効果や耐久性が高い「エポキシ樹脂サビ止め塗料」を使っています。
③上塗り塗装(2回)
錆止め塗装は紫外線などの外気環境に弱いため、上塗りを行うことで錆止め塗装を保護します。鉄部塗装の上塗り工程の1回目(中塗り)で、錆止め塗装を保護する上塗り塗料の性能を発揮させ、2回目(上塗り)で、上塗り塗料の密着性を高めます。2度塗りすることで塗膜に厚みをだし、より耐久性や防水性などの保護機能を高めることができます。同じ塗料で2回塗装することで、ムラにない仕上がりになり、紫外線や雨風などに耐える強度が生まれます。
錆止め塗装は紫外線などの外気環境に弱いため、上塗りを行うことで錆止め塗装を保護します。鉄部塗装の上塗り工程の1回目(中塗り)で、錆止め塗装を保護する上塗り塗料の性能を発揮させ、2回目(上塗り)で、上塗り塗料の密着性を高めます。2度塗りすることで塗膜に厚みをだし、より耐久性や防水性などの保護機能を高めることができます。同じ塗料で2回塗装することで、ムラにない仕上がりになり、紫外線や雨風などに耐える強度が生まれます。
ビルやマンションの修繕では、鉄部塗装は5年周期が目安とされていますが、潮風の塩害を受け、錆が発生しやすい海の近くの建物は、こまめなチェックとメンテナンスが大切です。
錆汁(さびじる)が目につく、小さい錆があった、など、気になることがあったらすぐに、信頼できる業者に点検、処置を依頼するようにしましょう。
錆汁(さびじる)が目につく、小さい錆があった、など、気になることがあったらすぐに、信頼できる業者に点検、処置を依頼するようにしましょう。