ビル・マンションの大規模改修工事におけるセキュリティ対策とは
マンション・ビルの大規模修繕時の防犯・セキュリティ対策の重要性
ビルやマンションの大規模改修・修繕工事では、足場を設置することが多くなります。その場合、改修・修繕工事に伴う騒音や悪臭の対策だけでなく、防犯・セキュリティ対策も重要になります。なぜなら足場から窃盗犯などがマンションの住居やビルのテナントに侵入しやすくなってしまうからです。
改修・修繕工事を行う業者側は、しっかりセキュリティ対応を行い、万全の態勢で臨みますが、絶対ということはありません。ビルの利用者、マンションの居住者の方々の協力も大切になります。マンション・ビルの大規模修繕時の防犯・セキュリティ対策について、業者側の対策、利用者・居住者側の対策について考えてみましょう。
マンション・ビルの大規模修繕で業者が行う防犯・セキュリティ対策
ビルやマンションの大規模改修・修繕工事では、ほとんどの場合、外壁の周囲に足場が組まれています。この足場は、作業員が作業を行うために必要不可欠なものですが、その足場が悪用され、作業が行われない休日や平日の夜間などに、窃盗犯などが侵入することがあるのです。足場からの侵入対策として、業者は次のような防犯・セキュリティ対策を行います。
足場入り口の施錠
足場にも入り口があり、通常1階に設置されています。この入り口が侵入しやすい場所となりますので、しっかり施錠します。夜間や休日だけでなく、作業中も施錠を行い、関係者以外が侵入できないように対策します。
足場にも入り口があり、通常1階に設置されています。この入り口が侵入しやすい場所となりますので、しっかり施錠します。夜間や休日だけでなく、作業中も施錠を行い、関係者以外が侵入できないように対策します。
足場にセンサーライトを設置
足場への入り口の他、要所要所にセンサータイプの防犯ライトを設置します。人が近づくとライトが点灯し、部外者の侵入を抑止することが期待できます。
足場に防犯カメラを設置
足場への入り口等にの防犯カメラを設置します。センサーライト同様に部外者の侵入を抑止することが期待でき、万が一の際の犯人特定につながります。
部外者の侵入対策の他にも、侵入者と作業員を識別しやすいように、作業員に腕章やベストなどを着用させることも大切です。
マンション・ビルの大規模修繕で居住者・利用者が行う防犯・セキュリティ対策
ビルやマンションの大規模改修・修繕工事における基本的な防犯・セキュリティ対策は業者が行いますが、足場が組まれていたり、作業員が近くで作業することもありますので、プライバシーを守る意味でも普段よりは防犯意識を高めるとよいでしょう。
改修・修繕工事を行う際は、事前に利用者・居住者に説明会を行いますが、業者から防犯・セキュリティ対策についての説明をしてもらいましょう。業者による対策のほか、利用者・居住者の方々には、留守中でも部屋の照明をつけておくこと、不審者に気付いたら通報することなど、具体的に協力をお願いすることで防犯意識が高まります。
また、業者から窓に設置できる補助鍵が配布されますので、補助鍵を利用するなど、防犯・セキュリティ対策の意識を持つことが大切です。
また、業者から窓に設置できる補助鍵が配布されますので、補助鍵を利用するなど、防犯・セキュリティ対策の意識を持つことが大切です。
ビル・マンションの大規模修繕時にはセキュリティ対策の予算も確保
警備員の配置など、予算をかければ防犯・セキュリティ対策は強化されますが、マンション・ビルの大規模修繕には予算がかかるものです。業者側も一般的な防犯・セキュリティ対策は行いますので、心配し過ぎる必要はありませんが、防犯意識を持つことは大切です。業者とよく相談し、どのような防犯・セキュリティ対策を行うのか、どこまで予算をかけるのか、検討するようにしましょう。
マンション・ビル工事時のセキュリティ対応については、