特定建築物定期調査の一環として、建物の老朽化による外壁のひび、タイルやモルタルの損傷状況、防火・避難経路の調査および報告が義務化されています。
建物の外壁の劣化度合いを専門的な知識・技術に基づいて調べる検査を「外壁調査」といい、特定建築物の
定期調査は毎年または3年ごとに行います。
東京都所管物件では調査精度の高い「赤外線調査」での確認を認めています。
経年変化や地震等が原因による外壁材の落下事故が頻出したことから、事故を未然に防ぐため、外壁材の落下防止の対する対策が必要となりました。
2008年4月1日に建築基準法が改正され、外壁の全面打診調査が必須となり、所有者・管理者は定期的な調査・検査結果の報告が義務付けられました。
調査対象となる外装仕上げ材として、タイル、石貼り(乾式工法によるものを除く)、モルタル等があります。
建築物の定期調査では、目視による劣化損傷状況の確認を行います。
次に手の届く範囲の打診調査を実施し、浮きの有無を判断します。
その上で、
1. 手の届く範囲の打診等により異常が認められた場合 及び
2. 竣工、外壁改修等の施工後10年を超えてから最初の調査である場合に
「落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分」を全面的に打診等により調査しなければなりません。
当社では、調査に関するご相談や、目視による現地調査、高所作業を伴わない打診調査は無料で行っております。
外壁タイル面、外壁塗装(モルタル下地)面などの劣化、損傷状況を調査します。
ビルやマンションをドローンで空撮することによって点検を行う外壁調査です。
ドローンを利用することで、高さに関係なく外壁を正面に捉えて水平に撮影することができるため、高層部も安心して調査を行うことが可能です。また、ドローンを除き、他の機材を用意する必要がないため、コスト削減にも繋がります。
10階建て 延床面積 2,000㎡ 2面600,000円~1,000,000円
(内訳:ドローン撮影・報告書作成・誘導員、安全対策費など)
調査方法 | 単価 | 調査日数 | 単価倍率 |
ドローン | 300円/㎡ | 1~2日 | 1 |
ゴンドラ | 650円/㎡ | 10日 | 2.1 |
足場 | 2,200円/㎡ | 20日 | 7.3 |
建物の屋上からロープを使って降下しながら行う外壁調査です。
作業性が高く、釣り元からのロープを元に移動するので狭い場所への移動も容易で、機動力も高くなります。
また、足場を設置する必要がないため、最もスピーディーに外壁調査が可能です。
建物の屋上に専用の架台を設置し、ケージという箱に作業員が乗り、外壁調査を行います。
調査後、不具合等があれば、そのままゴンドラを利用して施工を行うことができます。
仮設足場を設けずに建物の屋上からロープを固定してブランコに座り、降下しながら各種作業を行います。
足場の設置に時間を取られることがないため、緊急性を要する工事が必要な場合、即日工事をすることが可能です。
01お問い合わせ
無料で外壁調査に関するお見積りを作成いたします。
02事前調査
ロープやゴンドラによる外壁調査の場合は、屋上状況や建物形状の確認が必要となります。