建物で起こる現象

タイルや防水層など、重ねたり貼り合せた部分に空間ができ、剥がれやすくなっている状態を浮きといいます。
タイルの剥落や漏水の原因となる為、補修工事を行います。

正式名称はエフロレッセンスといい、白華現象ともいいます。
コンクリート内の水分が水酸化カルシウムとともに表面に出て、空気中の二酸化炭素と結合して起きます。
外壁のタイルが白く汚れているのをよく見られると思うのですが、その現象がエフロです。

壁などに入るヒビや亀裂、塗膜面にできる割目などのことをクラックといいます。

空気中に含まれている水分が、建物の内部や壁面、窓ガラスなど冷たい物に触れて水滴となって付くことを結露といいます。
結露は建物を傷める原因ともなるので、室内の換気をよくして高湿度になるのを避けたり、断熱性能の高い壁材や窓を使うと効果的です。

腐食した鋼材の錆が流出して、仕上げ材またはコンクリートの表面に付着している状態を錆汚れといいます。

熱や紫外線、雨風などにより塗膜が分解して、表面が次第に白い粉状になっていく塗膜の表層劣化をチョーキングといいます。

コンクリートの亀裂から雨水等が浸入することにより、鉄筋が錆びて膨張しコンクリートを破壊している状況を鉄筋爆裂といいます。

塗膜が付着力を失い、被塗膜面から離れる現象を塗膜剥離といいます。

コンクリートとその表面にあるモルタルやタイルが剥がれたり浮いたりしていることを剥離といいます。

防水層や外壁に小さい穴がある状態をピンホールといいます。

髪の毛のように細く細かいひび割れのことをヘアクラックといいます。

雨水が何らかの欠陥により建物内に侵入することを漏水といいます。
雨漏り、水濡れともいいます。